カロミルで筋トレは記録できる?|消費カロリーの記録と、トレーニングの記録は別物です
カロミルの運動記録はメッツ値から消費カロリーを算出する設計で、有酸素運動の管理には十分に機能します。一方で「前回何kg挙げたか」を積み上げていく筋トレのログとは目的が違います。どちらが自分に要るのかを整理しました。
カロミルで筋トレを記録しようとして、なんとなくしっくりこなかった。そういう経験があるなら、それはアプリの出来が悪いからではありません。測ろうとしているものが違うからです。
この記事では、カロミルの運動記録が何をするものなのかを整理したうえで、筋トレを続けたい人に何が要るのかを書きます。ニコフィットを作っている側が書いているので、そのつもりで読んでください。
※以下のカロミルの記述は、2026年8月時点のAndroid版の画面と、カロミル公式のサポート記事にもとづいています。
カロミルの運動記録は、よくできています
まず正直に書きます。カロミルの運動記録は作りが丁寧です。
種目の細かさは相当なもので、たとえばこんな粒度で選べます。
- 自転車エルゴメーター(50W/100W/150W/200W/250W)
- ローイングマシン(50W/100W/150W/200W)
- 自宅でのサーキットトレーニング(HIIT)を、胸・背中・脚・腹筋・腕肩・お尻の部位別に
- 水泳、階段の上り下り、家事、入浴・サウナ
ウォーキングやジムの有酸素を消費カロリーとして管理したいなら、これで十分です。食事の記録と同じアプリの中で、摂取と消費を突き合わせられるのは素直に強いところです。
体重・体脂肪率に加えて血圧や血糖値まで記録できるので、そのあたりの数値を並べて見たい人には、ニコフィットよりカロミルの方が向いています。
ただし、それは「消費カロリーを出すための記録」です
カロミルの運動記録は、運動強度(メッツ値)×時間で消費カロリーを算出する仕組みです。
入力欄も、それに合わせて作られています。カロリー計算方法は「時間/回数/手入力」から選び、運動時間は1分・5分・10分刻みのピッカーで指定します。記録すると消費カロリーが出ます。
つまり、記録の単位が「何分やったか」なんです。
筋トレを続けている人が記録したいのは、たぶんそこではありません。
- ベンチプレス 60kg × 10回 × 3セット
- 次にやるとき、前回は何kgだったか
- 先月と比べて、その種目は伸びているのか
これは「何分やったか」からは出てきません。 別の形で持っておく必要があります。
筋トレの記録で、実際にいちばん効くもの
機能をひととおり作ってみて、自分たちで使いながら差を感じたのは、派手な機能ではありませんでした。
前回の重量が、種目を開いた瞬間に出ていること。 ここでした。
前回60kgで10回できたと分かっていれば、今日やることが決まります。分からなければ、思い出すところから始まります。この「思い出す」がゼロか1かの違いは、自分たちで使っていて思ったより大きく感じました。
ニコフィットの筋トレ記録は、そこを中心に組んであります。
- 前回値の表示(種目を選ぶと前回の重量・回数が出る)
- 最近使った種目が上に来る
- マイメニュー(いつものメニューを丸ごと呼び出す)
- 休憩タイマー
- 部位フィルタ
そして、その記録が食事・体重・睡眠と同じアプリの中にあります。トレーニングの日に何を食べていたか、寝られていたかが、別のアプリを開かずに並びます。
なお睡眠については、カロミル公式の機能紹介に記載を見つけられませんでした(2026年8月時点・nicofit調べ)。夜のコンディションまで一緒に見たい場合は、ここが違いになります。
体重は、手で入れなくて済みます
ニコフィットは、お使いのスマート体重計がヘルスケア(iPhone)/ヘルスコネクト(Android)に対応していれば、乗るだけで体重が入ります。睡眠時間も同じ経路で自動で入ります。
※条件があります。メーカーアプリ側で書き出しをONにする設定が必要で、連携をONにする前の記録は自動では入りません。またAndroidは11以前の端末ではヘルスコネクトに対応していません。
食品データは7万件以上(nicofit調べ)持っていて、バーコード・写真・音声で記録できます。
どちらを選べばいいか
正直に振り分けます。
カロミルの方が向いている人
- 血圧や血糖値も一緒に記録して並べたい
- 運動は有酸素が中心で、消費カロリーとして管理できれば十分
- 献立作成やPFCの作り込みまで使いたい
- 仲間と励まし合いながらやりたい(後述のチーム機能)
ニコフィットの方が向いている人
- 筋トレの重量・回数・セットを積み上げて、前回値を見ながら続けたい
- 睡眠まで同じ場所に置いて、食事や運動と並べて見たい
- 記録に点数がつくのが苦手
最後のひとつだけ補足すると、ニコフィットは点数を出しません。空欄を責めません。(記録を思い出すためのリマインドは設定でき、切ることもできます)
続けられなかった経験がある人ほど、採点されない方が続けやすい。うちはそう考えて作っています。
「ひとりでやらない」の作り方が違います
どちらにも、ひとりでやらないための仕組みがあります。ただ、向いている方向が違います。
カロミルにはチーム機能があります。友人・家族・トレーニング仲間・サークル仲間などでチームを組み、食事・体重・歩数・運動から目標を選んで達成状況を共有し、コメントやスタンプで励まし合う仕組みです。無料で使えます。人数を集めて盛り上げたいなら、こちらの方が向いています。
ニコフィットのペアは、2人で固定です。想定しているのは、同じ家で暮らしている相手です。順位や達成率を競う形にはしていません。
続く人と続かない人が一緒に暮らしていると、だいたい続かない側が責められます。そうならないようにするのが目的なので、盛り上げる方向には振っていません。1つの契約で2人ぶん使えます(Pair 月¥680)。
ニコフィットはiOS・Androidで公開中です。
本記事の内容は、以下の公的機関・学会の公開情報を参考にしています。
- 日本人の食事摂取基準(厚生労働省)
- 日本食品標準成分表(文部科学省)
- 健康日本21 (健康増進法)(厚生労働省)
- 身体活動・運動の基準 (アクティブガイド)(厚生労働省)
- 肥満症診療ガイドライン(日本肥満学会 (公的指針))